マネジメントに向いている人の特徴とは?必要な能力や向上方法を解説

マネジメントに向いている人の特徴とは?必要な能力や向上方法を解説

組織の人材育成において重要な役割を担うマネージャーの仕事。そんなマネージャーに必要な資質として、マネジメントのスキルがあります。しかしながら、いざ実際にマネージャーを育てていくとなると、

「マネジメントってどんなスキルが必要なの?」
「そもそも、どんな人がマネジメントに向いているの?」

といった疑問も思い浮かぶかと思います。そこで、本記事ではマネジメントに必要な能力や、能力向上に良い資格、意識すべき点なども含めて解説していきます。

人材育成ができるマネジメント能力が高い人の特徴とは?

マネジメントができる人材を育てるためには、どのような人が良いのか特徴をつかんでおくことが大切です。具体的には、マネジメント能力が高い人は下記の様な特徴があります。

1.観察力、洞察力が高い

部下を上手く育成しマネジメントができる人の特徴として、部下や他の社員、そして業務状況を把握できる観察力や洞察力が高い点があります。

周囲の人間や部下と協力して、チームワーク良く業務を行うためには、日々変わる部下や同僚、上司などの気持ちを理解することは必須です。そのため、観察力や洞察力が高い人ほど、職場の人間からも信頼を得やすく、適切なマネジメントができる傾向にあります。

また、マネジメントでは部下にどんな課題があるのか知ることも大切です。その意味でも、現状での部下の能力や仕事ぶりを正しく把握できる、高い観察力や洞察力は必要でしょう。

2.コミュニケーションスキルがある

マネジメントができる人はコミュニケーションスキルも高い特徴があります。部下や同僚などと良好な関係を築き、円滑に業務を進められる能力は、質の高い仕事を行う上で非常に重要な要素です。

そして、マネジメントでも同様で、部下や部署内の課題などを把握し伝え、成長を促すためには高いコミュニケーション能力が必須です。

特に、人材育成の観点で言えば、日頃から積極的に部下と関わり、部下の性格や思考を、質の高いコミュニケーションで把握することが大事です。

3.スケジュール管理が得意

スケジュール管理が上手いこともマネジメント能力が高い人の特徴です。業務においては目標に対しての進捗がどの程度なのかを把握し、計画的に仕事を管理・遂行することが必要です。

マネジメント能力が高い人はこうしたスケジュールの調整が上手く、逆算して部下に業務を指示、周りとも連携して業務を遂行できます。

また、部下の育成においても適切に課題や目標を認識し、実現可能な成長目標をスケジュール管理する必要があります。そのため、スケジュール管理が上手くいくよう、進捗把握や調整が適宜できるマネジメント能力があると良いでしょう。

4.分析力がある

マネジメント能力が高い人は分析力に優れている点も特徴です。日々の仕事においては、その業務を行う上で適切な作業や必要な能力を分析し、スムーズに遂行できるよう部下やチームメンバーに指示をします。

その点で、誰が業務に向いているかを把握する分析力、最適な指示方法を考えるための解析力は必須と言えるでしょう。そして部下への指導も、考え方や日頃の業務の様子を分析し、最適なアドバイスや正しい指示を出すことが重要です。

適切な分析能力がなければ、人材育成のプランも定められませんので、現状の部下の課題や問題を把握できる分析力も必要でしょう。

5.計画性がある

上手くマネジメントができる人は計画性も高い特徴があります。プロジェクトでは長期的な取り組みが必要になることもありますが、その際に無理のない作業計画や人員配置が重要です。メンバーや部下への指示においても、相手のスケジュールを把握した上で、計画的に作業を割り振り、円滑に進める能力が必要でしょう。

また、マネジメントでは部下の成長目標も長期的な視野で行う必要があります。そのため、実現可能であることはもちろん、途中で挫折しないように、適切な成長課題を設けて計画的に取り組む能力が大切なのです。

6.感情をコントロールできる

マネジメント能力が高い人は、感情コントロールが上手い点も特徴です。仕事ではトラブルや問題もありますが、そうした時に焦りや怒りを抑え、感情をコントロールしメンバーをマネジメントすることが大事です。

また、見本となるべきマネージャーが感情的になり、部下のミスや成長の遅さを責めてしまっては信頼を失います。その意味でも、常に冷静に物事を捉え、感情をコントロールできる能力が、マネジメント能力を高くする上でも必要になるのです。

マネジメントにおいて必要となる7つの能力について

マネジメント能力が高い人の特徴をご紹介しました。では、実際にマネジメント能力を高めるにあたって、どのような能力が必要なのか解説していきます。主に下記の7つが挙げられますので、参考にしてみて下さい。

能力① アセスメントスキル

部下やメンバーのマネジメントを行い成長させるためには、正しい基準に則り一人ひとりを評価する必要があります。そのため、アセスメント(assessment)スキルと呼ばれる、人員評価のためのスキルもマネジメントにおいて大切なのです。

このスキルを身につけるためには、メンバーや部下の行動をよく観察し、性格や思考、強みを見つけ適性を知ることが大事です。そしてより良いパフォーマンスを出すための指導方法も考えましょう。

おすすめは1on1などのMTGや面談を行うことです。メンバーと対話し向き合うことで、部下の能力を把握しておきましょう。

能力② アカウンタビリティスキル

仕事を円滑に進めプロジェクトを遂行していくためには、部下やメンバーに分かりやすく説明し理解してもらうことが大事です。そこで、相手に分かりやすく理解できるように話せるスキルである、アカウンタビリティ(accountability)スキルという説明能力が必要です。

マネジメントでは特に、指示やアドバイスを行う上で、部下やメンバーが納得できるような説明が不可欠です。相手の理解度もチェックした上で、伝わりやすい言葉選びや分かりやすい表現を意識するのが、アカウンタビリティ向上のポイントです。

能力③ コーチングスキル

長期的に人材育成を行い組織力の向上をしていくためには、ただノウハウや知識を上司から部下に伝えるだけでは足りません。そこで、必要となってくるのが、相手の力を上手く引き出し、自己成長を促すようにサポートするコーチング(coaching)のスキルです。

コーチング能力を向上させるポイントは、日頃から部下との対話を積極的に行い、部下の成長のために必要な能力やスキルを把握することです。

そして何より、自発性を促進させる問いかけや質問をするのがポイントです。ただし、自己成長を促すためには、部下やメンバーとの信頼関係が必要ですので、まずしっかりとした信頼関係の構築から始めましょう。

能力④ 目標設定能力

マネジメントにおいては、部下やメンバーのモチベーションを高めるため、分かりやすく現実的な目標設定を定めることも大切です。そのため、適切な目標を定めることができる目標設定能力も、部下やメンバーの自主性を促すマネジメントに不可欠なのです。

目標設定のスキルを高めるためには、各メンバーや部下の目標が、チーム全体の目標達成に繋がるよう設定することです。そうすれば、協調意識や責任感も生まれ意欲が出てきます。

また、ノルマだと思わせないため、その人自身の課題や弱点を克服するような目標設定にしても良いでしょう。

能力⑤ 人材育成スキル

効率的に部下や社員をマネジメントし、成長を促進させるためには、人材育成に関するスキルを身につけることも必須です。マネジメントで必要とされる人材育成のスキルには様々なものがありますが、特に重要なのが「観察力」「共感力」「洞察力」といったスキルです。

【観察力】
→まずは適切なマネジメントを行うため、部下や社員がどのように考え、どんな性格・思考なのか把握できる観察力が必要です。

【共感力】
→部下の悩みや苦しみに寄り添い、親身なサポートをするためには、相手の心情を読み取り分かち合える共感力が大事です。

【洞察力】
→効果的な人材育成には、部下にどんな課題や成長方法があるか、本質を捉えて考えられる洞察力も大切です。

能力⑥ 問題解決力

社員一人ひとりの成長を促し、組織力を向上させるためには、マネジメントで部下やメンバーの課題や問題を解決する力も必要です。

つまり、マネージャー自身も様々な問題に向き合い、解決策を見出せる問題解決能力がなければ、部下のマネジメントができないのです。特に近年では、答えが一つとは限らない複雑な問題もありますので、論理的な思考能力や物事を柔軟に考える力も磨く必要があります。

こうした能力を高めるには、日頃から幅広く視点やアイディアを拡げ、時には色んな人から意見やアドバイスをもらうことも大切です。

マネジメント能力向上のために意識すべき3つのポイントとは?

マネジメントにおいて必要となる能力を解説しました。では、次にそんなマネジメント能力を高めるため、意識しておきたいポイントについてご説明していきます。主に下記の3つがそのポイントになります。

ポイント① 部下や社員の話をしっかり聞く

まずは部下や社員の話を「傾聴」し、しっかり聞くことが大事です。マネジメントについて理解が浅いと、ただ業務改善や勤務態度を改めるための指示、アドバイスを行えば良いと考える人も多いです。

しかし、本当に大切なことは相手の意見や考えを尊重し、部下や社員の想いを受け入れ、質の高いマネジメントに繋げることです。そのためには、相手を否定することなく意見を聞き、信頼関係を構築した上で必要なアドバイスを行い、課題解決方法を共に考えるべきなのです。

くれぐれも部下や他の社員の考えや働きを否定して、委縮させてしまわないよう注意しましょう。

ポイント② 相手の本音や情報を引き出せる質問を意識する

次に部下や社員に対して効果的な質問を行うことも大切です。マネジメント能力を高めたい場合には、特に相手の本音や情報を引き出せるような、質の高い問いを投げかけることを意識しましょう。

こうした質問力を高めることにより、部下の考えや適正が分かりますので、より効果的なアドバイスやその人に適した目標設定に役立ちます。

質問の仕方としては、答えが「はい」「いいえ」で終わらないような質問、すなわち「オープンクエスチョン」と呼ばれるような問いが良いでしょう。具体的にはHOW型の質問、What型の質問などがおすすめです。

ポイント③ マネジメントの研修を受ける

マネジメントと言っても最初からできる人は多くありません。そのため、上司や人材開発の担当者自身も、マネジメントの研修を受けるのが能力向上のためには必要となります。

研修には様々なものがありますが、大手ではリクルートマネジメントソリューションズ、産業能率大学などが提供する研修サービスがあります。こうした研修では、様々なコースが用意されていますので、自社の組織運営に何が必要か考えた上で選ぶことができます。

戦略立案や方針策定、部下育成や組織運営のスキル研修など、多様なプログラムがありますので、ぜひ取り組んでみて下さい。

マネジメント能力を高めるためにおすすめの資格をご紹介!

最後にマネジメント能力を高めるためにおすすめの資格をご紹介します。ここではマネジメント初学者向けの検定をご紹介しますので、ぜひ下記を参考に、気になったものを受験してみて下さい。

資格① ビジネスマネージャー検定

1つ目の資格は東京商工会議所が実施するビジネスマネージャー検定です。職種や仕事を問わず、あらゆるマネージャーが共通して習得すべきマネジメントの基礎知識が学べます。

内容はマネージャーに不可欠な「人と組織」「業務」「リスク」といった3つのマネジメント知識を網羅的に学習できます。自宅や会社のパソコンからも受験可能な試験で、時間も自分の都合で受験できますのでおすすめです。

1~3ヵ月と短期間で習得できる資格となっていますので、これからマネジメントを学ぶ初心者の方は、ぜひ受けてみて下さい。

資格② マネジメント検定

2つ目の資格は日本経営協会が実施するマネジメント検定です。経営に関する基礎的・専門的知識の他、経営管理や問題解決能力が一定水準を満たしていることを認定する資格です。

初級として経営学知識、中級としてマネージャー向けの経営及びマネジメントの体系的知識を学べます。さらに、上級では幹部・経営者向けのビジネス構想力や戦略策定の知識も学習できますのでおすすめです。

こちらは初級と中級は年2回、上級は年1回試験があります。マネジメント初学者向けで、2ヵ月程度勉強すれば取得可能な資格ですので、興味のある方は受験してみましょう。

マネジメント能力を高め成長するには、あらゆるスキルと学習が必要!

以上、マネジメント能力が高い人の特徴や、マネジメントを行う上で必要な能力、スキルを向上させるためのポイントなどもご紹介しました。

一概にマネジメントと言っても観察力や共感力、洞察力などはもちろん、計画性やコミュニケーション力、分析力など様々な能力が必要です。組織力向上や人材育成を行いたい方、そしてマネージャーを目指す方は、ぜひ本記事を参考に、社内でマネジメント戦略に取り組みましょう!

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