業務改善のPDCAは回し続ける必要がある
業務改善のフレームワークとしてメジャーなものにPDCAサイクルがありますが、実際に社内でPDCAのサイクルを正しく循環させ、業務改善を順調に進めた経験があるという方はあまり多くないのではないでしょうか。
いまさら振り返るまでもないと思いますがPDCAの構成要素は以下の通りです。
P 計画・目標の設定と達成のための施策の決定
D 施策の実行
C 実行結果のチェック・効果測定
A 施策実行を受けて浮き彫りになった課題の改善
最近ではスピート感を重視したDCAPサイクルという枠組みもありますが、いずれにしてもあくまでもこのフレームワークは「循環」を前提としており、1サイクルで物事を解決する仕組みではないということです。
サイクルを回す中でトライアンドエラーを繰り返すことで、取り組みそのものの精度が上がるのみでなく、繰り返し実施することで改善の取り組みが徐々に定着していきます。しかしながら冒頭でも触れたように、改善のサイクルを循環させるというのはとても難しいものです。
取り組みを継続的に実施するモチベーションとしてやはり、小さな成功体験を積み重ねることが必要です。目標が大きくなればなるほど良い結果や効果は実感しにくいものとなるため、余計に取り組みの定着は難しくなります。
そんなときは目標にいたる筋道を明確化し、課題を細分化したうえで、それぞれの小さな課題に対してPDCAサイクルの取り組みに落とし込みます。
また、その小さな取り組みの結果一つ一つを数値化し、取り組みを定期的に検証することで、都度計画を修正することが出来るだけでなく、業務改善の取り組みそのものをモチベートすることもできます。
業務改善は一朝一夕で終わるものではありません。少しずつ取り組みがいい方向に進んでいることをデータで確認しながら、腰を据えて地道に改善サイクルを回し続けるしかないのです。
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