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人材育成ロードマップの作成手順、運用のポイントを解説

人材育成ロードマップの作成手順、運用のポイントを解説

人材育成は正しい目標を定め、適正な方法や手順により行う必要がありますが、育成には必ずしも正解はないため、余計な施策を行ってしまいがちです。

そこで、理想的な人材を育てるための「人材育成のロードマップ」を作成しておけば、迷いなく育成を行うことができます。

今回はそんな「人材育成のロードマップ」の作成方法や手順、運用の仕方についても解説していきます。

人材育成ロードマップを作る手順とは?

最初に人材育成のロードマップを作る手順についてご紹介します。育成にお悩みの管理職や上司、人事担当の方はぜひ参考にしてみて下さい。

手順(1)自社の企業理念や経営目標に沿った人材像の明確化

ロードマップの作成でまず必要な事は、自社の理念や経営目標に合う人材像を明確にすることです。

人材育成を効果的に進めていくには、不必要な研修や指導の時間をなくし、理想となる人材像に近づくための施策のみ行うことが重要です。

そこで、最初は企業の理想となる人材像をイメージし、どのような資格やスキルを身につける必要があるのか把握しましょう。

その上で、上記の資格やスキルを習得できる研修制度やサポートを整え、企業全体として人材育成を後押しする体制を構築する必要があります。

こうして人材像を明確にすれば、必要な人物を育てるための施策や、取り入れるべき方法も具体化されます。

手順(2)目標設定

人物像を決めたら具体的な目標について設定します。年次ごとや職種ごとに目標を定めれば、それぞれの社員が習得すべきスキルや能力が分かり、迷いなく成長のための指導が行えます。

例えば新人の営業社員であれば

・毎日30件の個人宅訪問を行い、月に5件の新規開拓を目指す
・そのために、毎週火曜日の14時から上司と営業のロールプレイングを行う

といった具体的な数字や時間、期間などを決めた目標を立てると良いでしょう。

目標を立てることで育成を受ける側もやることが明確になり、自ら主体的に活動できるようになります。
また、最終目標以外にも途中経過で小さな目標も立てておけば、上司にとって進捗を把握できる材料にもなります。

手順(3)現場状況の把握

目標の設定ができましたら現場の状況も把握しましょう。実際に今現場ではどのような問題があるのか、それを解決するためには、どのようなスキルや能力を持った人材が必要かを考える必要があります。

そして、現場の社員や従業員からも意見を聞いて必要な施策を行えば、より無駄のない効率的な人材育成の研修や指導が可能となります。

逆に現場の意見を聞かずに、上司や管理職、経営者だけで施策を考えてしまうと、実際の現場では必要でなかったというケースも出てしまいます。

また、目標設定では現状とのギャップを確認することが大事です。現状を把握した結果、目標が高すぎて達成が難しいようでしたら、目標を見直しや変更も検討しましょう。

手順(4)理想の人材を育成するために必要なスキルを整理

現場の状況を把握した後は、理想となる人材を育成するために必要なスキルについて整理を行い、選出していきます。

スキルはコミュニケーション能力や分析力、情報収集能力や業務で必要な専門的なスキルなど様々なものがあります。そのため、より重要で効果があるスキルを整理し選ぶことで、具体的な施策を行うことができ、人材育成も効率的に進められるのです。

また、必要なスキルを整理して、習得までの期限や優先順位も設けておけば、最終的な目標達成までのスケジュールや計画も立てやすくなります。

手順(5)教育手段の検討

続いて教育手段の検討を行い、どのように社員にスキルを身につけてもらうか考えます。

人材育成には様々な方法がありますので、それぞれの特徴を把握した上で、教える人物の性格や考え方にも合わせて選ぶと良いでしょう。

さらに、研修や指導では費用や教える側の負担も考慮する必要があります。費用対効果も考え、前述した目標を達成できる内容の研修や施策を選びましょう。

教育手段としては下記の様な方法があります。目的や習得させたいスキル・能力に応じて実施してみて下さい。

【OJT】
現場での実務能力はつきますが、育成側の負担は大きくなります。また、育成効果は教える側の能力で大きく変わります。

【集合研修】
専門分野のエキスパートから指導を受けられます。ただし、講師費用や研修場所への交通費の負担、研修を主催する手間があります。

【e-ラーニング】
時間や場所の拘束がないため、個々人の予定と調整しやすいです。しかし、実技能力は身につけにくい特徴があります。

手順(6)経営者や人事担当者に人材育成の方法を確認

人材育成は企業や組織全体で協力体制を築き、全社一丸となって行う必要があります。逆に協調体制がないと、育成を行う担当者のみに負担が掛かってしまいます。そうなると人材育成は上手くいきません。

また、経営方針や企業のこれからの理想像とマッチする人材育成になっているかは、経営者や管理職、人事担当者でないと確認は難しいことも理由の一つです。

そのため、全社的に従業員一同が人材育成に関しての理解や方向性の共有を深め、共にサポートを行いながら育成の体制を築くことが大事です。

人材育成ロードマップ運用のポイントについて

次に人材育成のロードマップの運用において、意識しておきたいポイントについて解説していきます。実際の運用においては下記の様な点に注意しましょう。

ポイント(1)現場に定着させるための仕組み化を行う

人材育成を成功させるためには、育成の体制を定着させる必要もあります。継続的に育成を行うためにも、経営層や管理職だけでなく、実際に指導を行う上司、部下も育成のシステムを把握してもらいましょう。

おすすめは現場社員も含めた説明会や社内ミーティングなどで、人材育成の方針や指導方法についての説明を行うことです。

そして育成における担当者や、研修の周期についても決めましょう。部下に対しても前述したようなOJTや研修、e-ラーニングといった制度があることを認知させることが重要です。

いずれにしても社内全体で取り組まないと継続はできず、効果も見込まれませんので、組織として人材育成を定着させる意識が大切です。

ポイント(2)企業理念の見直し

人材育成においては企業理念とマッチしているかも重要です。企業の方向性と個人の育成の方向性にズレがあると、チームとしてのまとまりもなくなり、生産性が向上しません。

企業理念がない場合には新しく作成することも必要でしょう。そして、企業理念に沿う人物とは具体的にどんな人材なのかを具体化します。

また、企業が求める人材像と企業理念が異なる場合には、企業理念自体の見直しも検討すると良いでしょう。

企業の活動は理念によって定められていることが多いため、具体的な行動を起こすためにも、必要であれば変えることも大事です。

人材育成はロードマップを定めて組織全体で取り組みましょう!

以上、人材育成におけるロードマップの作成方法や手順、実際の運用におけるポイントも解説しました。

重要な点はいくつもありましたが、大切なのは組織全体で取り組むこと、そしてロードマップを定めてその通りに進めることです。

人材育成にお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にロードマップを作成し、企業にとって理想となる人材の育成を始めてみて下さい。

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