工数管理×勤怠管理連携のメリットを解説&ツール比較10選

工数管理×勤怠管理連携のメリットを解説&ツール比較10選

多くの企業において、人件費は最大のコスト要素でありながら、その使途の実態はブラックボックス化しています。勤怠管理が「給与計算」のためだけに終始している現状では、プロジェクトごとの正確な採算性や、社員の残業・労働実態を把握することは不可能です。その結果、経営判断の遅れや、見えないコストの発生に繋がっています。

この経営上の不透明さを打破する方法が、「工数管理」と「勤怠管理」のデータ統合です。この記事は、「工数管理」と「勤怠管理」の連携によって実現される経営改善、利益率の向上、サービス残業のリスク排除、そして生産性向上への具体的なロードマップと、おすすめのツールを紹介します。

 

基本の理解:「工数」と「勤怠」の決定的な違いと関係性

工数管理と勤怠管理は、どちらも「時間」を扱うものの、その目的と役割は根本的に異なります。この違いを明確に理解することが、システム連携を成功させる第一歩です。勤怠管理が「全体の枠」を見るのに対し、工数管理は「枠の中身」を見るイメージです。

 

1. 勤怠管理の定義と目的

勤怠管理は、従業員の**「労働時間」を記録し、主に法規制(労働基準法など)を遵守すること**を目的とします。

・定義

「いつ出勤し、いつ退勤したか」という時間の長さと、休憩時間などの記録。

・主な用途

給与計算の根拠、有給休暇の管理、法定残業時間の上限チェック(36協定の遵守)。

 

2. 工数管理の定義と目的

工数管理は、従業員が**「何に、どれだけの時間を費やしたか」を記録し、主に活動内容を追跡し、経営の意思決定に活かすこと**を目的とします。

・定義

労働時間の中で「どのプロジェクト」「どのタスク」「どの顧客」に時間が投入されたかという時間の使い道の記録。

・主な用途

プロジェクト原価計算、部門別採算性分析、生産性分析(実績と見積もりの比較)。

 

3. 両者の関係性:なぜ「連携」が不可欠なのか

工数と勤怠は、車の両輪のような関係にあり、どちらが欠けても正確な経営管理は実現できません。

・「時間=コスト」の証明

勤怠(労働時間)データは、会社が負担する総人件費というコストの総枠を示します。一方で工数(活動内容)データは、その総枠がどこに投下され、どこで価値を生んだかを示します。

この2つが連携することで、「投入された労働時間(コスト総枠)」に対して「活動内容(成果への貢献)」が正しく紐づき、プロジェクトの真のコストと正当性を証明できるようになります。

・法的なリスクヘッジ

勤怠と工数に大きな乖離がある場合、これは大きなリスクのサインです。

勤怠時間 > 工数申告時間
┗業務時間の一部が工数として記録されていない(サービス残業の温床)。

工数申告時間 > 勤怠時間
┗申告された業務時間が、実際の労働時間よりも多い(不正な申告の疑い)。

両者を連携させ、データチェックを自動化することで、労働基準法違反のリスクを低減し、コンプライアンスを徹底できます。

 

「工数×勤怠」連携が生み出す4つの強力なメリット

多くの企業が工数管理と勤怠管理を別々に行っていますが、これではデータの整合性が取れず、「曖昧なコスト構造」から抜け出せません。この2つのデータを連携させ、統合的に分析することで初めて、経営、生産性、法令遵守のすべてにおいて、圧倒的な優位性を獲得できます。

 

1. 【経営】リアルタイムなプロジェクト原価計算

「労働時間(勤怠)」と「活動内容(工数)」が紐づくことで、人件費という最大のコスト要素を正確に追跡し、プロジェクトの真のコスト構造を明らかにします。

正確な利益率の把握
┗勤怠(人件費総額)を工数(プロジェクト別時間)で割り振り、真の採算性を算出。プロジェクト完了を待たずに、「この案件は今、どれだけ儲かっているのか」をリアルタイムに把握できます。

見積もり精度の向上
┗過去の正確な工数実績データに基づき、次回のプロジェクトの見積もり精度が飛躍的に向上し、顧客への説得力向上と不要な値引き交渉の回避に繋がります。

 

2. 【生産性】業務の「ムダ」を可視化し、ボトルネックを特定

工数管理は、単なる時間記録ではなく「時間の使い道」を問うツールです。勤怠と連携することで、総労働時間の中で「価値を生んでいない時間」「想定外に負荷がかかっている時間」を発見できます。

非生産的な活動の発見
┗「会議」や「社内資料作成」といった間接業務の割合が明確になり、業務改善のボトルネックを特定。具体的なRPA導入やプロセス改善の意思決定に繋げられます。

社員の負荷分散
┗「特定のタスクに、特定の社員の負荷が集中している」という事実がデータで明らかになり、感情論ではなく、根拠に基づいた効果的な業務再配分やスキルアップ施策を実行できます。

 

3. 【法令遵守】労働時間と業務実態の乖離防止

工数と勤怠のデータ連携は、現代の企業経営において最も重要なテーマの一つである「コンプライアンス(法令遵守)」を担保します。

サービス残業の抑制
┗勤怠システムの打刻時間と、工数管理システムに入力された業務時間との乖離を自動チェック。差分が大きい場合に管理者へアラートを自動化することで、サービス残業を未然に防ぎます。

労働基準法違反のリスク低減
┗正確な工数データによって、過重労働や長時間労働が常態化している部門を早期に発見。是正措置を迅速に取ることで、労働基準監督署からの指導や労働トラブルのリスクを回避します。

 

4. 【効率化】管理者と現場の手間を大幅削減

手動での管理は、入力ミスや集計の手間を生み、管理者と現場の両方に負担をかけます。システムを連携させることで、これらの非効率な作業を一掃できます。

二重入力の廃止による入力ミスのゼロ化
┗統合型システムやAPI連携により、勤怠の打刻データが工数入力の基礎情報として自動反映されるため、現場の入力の手間が大幅に削減され、データ精度が向上します。

レポート作成やデータ集計の自動化
┗月次の原価計算や残業実績レポートなど、時間のかかる集計作業が自動的に行われます。管理者は集計作業から解放され、「データ分析」や「業務改善の実行」といった付加価値の高い業務に集中できます。

 

3. 理想の「工数×勤怠」連携を実現するためのステップとツールの選び方

工数と勤怠の連携は、経営に直結する重要な取り組みです。導入にあたっては、自社の管理体制や規模に合った連携方法を選ぶことが成功の鍵となります。

1. 連携のパターン:自社に最適な方法は?

パターン      特徴 メリット デメリット
1. 統合型システム 勤怠・工数の機能が最初から一つになっている データ連携の手間がゼロ、操作画面が統一されている どちらかの機能が不十分な場合がある、他のシステムとの連携性が低い
2. API連携型 勤怠システムと工数システムをAPIで接続 既存の使い慣れたシステムを活かせる、それぞれの機能に特化できる 導入時の設定が複雑、APIのメンテナンスが必要
3. シリーズ製品を組み合わせて利用 同一ベンダーの別製品(勤怠用と工数用)を導入 専用の連携機能が用意されており、API連携よりスムーズ、サポート窓口が一本化される どちらか一方だけを将来的に変更しにくい

 

2. 導入時に失敗しないシステム選定のチェックリスト(10項目)

最適なシステムを選ぶには、機能面だけでなく、現場での運用定着や将来的な拡張性を見据えることが重要です。

チェック項目             詳細な確認事項
① リアルタイムでのデータ反映 工数と勤怠のデータが即座に連携・比較できるか。
② 勤怠・工数入力のUI 現場の社員にとってシンプルで使いやすく、迷わないか。(現場定着の鍵)
③ 柔軟なプロジェクト階層 大プロジェクト、タスク、サブタスクなど、自社の業務形態に合わせて設定できるか。
④ 労働基準法改正への対応 法改正時にシステム側で自動的に対応できる仕組みがあるか。
⑤ 複数の打刻方法 PC、スマホアプリ、ICカード、生体認証など、多様な打刻ニーズに対応しているか。
⑥ レポート出力機能 プロジェクト別原価、社員別工数実績など、経営層が必要とする粒度で出力できるか。
⑦ 導入・サポート体制 導入時の設定サポートや、運用後の問い合わせ体制は充実しているか。
⑧ 既存システムとの互換性 給与計算ソフトや会計システムと問題なくデータを連携できるか。
⑨ 費用対効果 ライセンス料、初期費用、運用費用が、得られるメリットに見合っているか。
⑩ モバイル対応 外出先やリモートワーク環境でも、勤怠打刻と工数入力がスムーズに行えるか。

 

3. 導入成功のための3つのステップ

システムを導入するだけでなく、文化として根付かせるためには、以下のステップを踏むことが不可欠です。

1.目的設定とスモールスタート

全社導入の前に、特定の部門やプロジェクト(例:工数管理のニーズが高い開発部門)で試験運用を行います。まずは成功体験を作り、システムの有効性を社内に示しましょう。

2.現場への教育とルールの明確化

「工数管理は監視のためではない。個人の生産性向上と、会社のコスト構造の改善のためだ」という目的を現場に丁寧に共有します。入力ルールを明確にし、入力漏れが続いた場合の対応(アラートなど)も事前に決めておきます。

3.データ活用PDCAの仕組み構築

データを見て終わりにするのではなく、「工数実績が予算を20%超えた原因は何か?」「改善アクションは何か?」を定期的に会議で分析し、改善アクションに繋げるルールを構築します。

 

4. 工数管理+勤怠管理をまとめて行える主要ツール一覧

工数管理と勤怠管理の連携は、経営課題の解決に直結しますが、どのツールを選ぶかによって実現できる粒度や機能は大きく異なります。

ここでは、工数管理機能勤怠管理機能の両方を備え、データ連携がスムーズに行える主要な統合型・複合型サービスを厳選して紹介します。自社の業種、組織規模、管理粒度(タスク単位かプロジェクト単位か)に合わせて、最適な製品を比較検討してください。

 

Qasee(カシー)— Qasee株式会社

Qaseeは、PCの操作ログをもとに 勤怠・工数・業務内容を自動で可視化 できる業務DXツールです。PC の起動・終了時刻から勤怠を自動生成しつつ、アプリやURL単位の操作データから業務時間を案件別に自動分類できる点が大きな特徴です。勤怠と工数が同一のデータソースで取得できるため、入力負担がなく、現場定着しやすい仕組みを実現します。

■ 特徴
・PC操作ログをもとに勤怠打刻を自動化(不正・漏れの防止)
・業務内容をアプリ/URL単位で自動分類し、工数を正確に取得
・PCを使わない会議・訪問なども勤怠として記録可能
・勤怠と工数を1つのログから生成でき、データのズレが生じない
・原価管理・業務改善につながる精度の高い実績データを取得可能

■ 注意点
・勤怠打刻は自動だが、勤怠制度設定は別途必要
・現場作業が中心の業務(倉庫・建設など)はPCログが活かしにくい
・プロジェクト管理・タスク管理機能そのものは持たない

■ 向いている企業
・IT・Web・マーケティング・デザインなどPC作業が中心の企業
・工数入力が定着しなかった企業、作業内容の証跡を残したい組織
・原価管理や業務改善をリアルタイムに行いたいプロジェクト型の業務\
・勤怠と工数を分けずに、1つの仕組みでまとめて管理したい企業

 

MITERAS勤怠 — パーソルプロセス&テクノロジー株式会社

MITERAS勤怠は、PCログと勤怠データを組み合わせて 実際の労働状況を可視化 できる勤怠管理システムです。PCの操作状況から勤務実態を把握できるため、長時間労働やサービス残業の予防に強みがあります。工数管理は簡易的ではあるものの、業務内容との乖離を把握する目的で利用できる点が特徴です。

■ 特徴
・PCログをもとに実作業時間を可視化(勤務乖離を検知)
・勤怠データと実際の稼働状況を突き合わせて管理できる
・長時間労働の自動アラート機能が充実
・会議や休憩などの業務区分も設定可能
・同シリーズの「MITERAS業務可視化」と併用で業務ログを詳細に把握

■ 注意点
・工数管理はあくまで簡易レベルで、案件別・タスク別の精密な管理には不向き
・プロジェクト管理や詳細な原価計算は別ツールが必要
・PCログが中心のため、現場作業やフィールドワークは計測しにくい

■ 向いている企業
・客観的な勤怠記録で労務リスクを抑えたい企業
・PC作業の実態を把握し、長時間労働の是正に取り組みたい組織
・勤怠と実作業の乖離を可視化し、マネジメント改善を進めたい企業
・業務内容のログは簡易で十分、勤怠中心の運用を想定している企業

 

WiMS/SaaS 勤務管理システム — 株式会社ソリューション・アンド・テクノロジー

WiMS/SaaS 勤務管理システムは、多様な勤務形態に対応した 大企業向けの高機能な就業管理クラウド です。勤怠管理に加えて業務区分ごとの工数入力が可能で、組織の実態に合わせた細かな労務運用が行える点が特徴です。複雑な勤務制度や承認フローが必要な企業でも柔軟に対応できる点が強みです。

■ 特徴
・多様な勤務形態(フレックス、裁量労働、シフト制など)に幅広く対応
・業務区分・プロジェクト別に工数を入力し、時間配分を可視化
・承認フローや組織階層を詳細に設定できるため運用負荷が少ない
・大規模のガバナンスに必要な監査ログを標準搭載
・人事システム・給与システムとの連携がしやすい構造

■ 注意点
・工数管理は手入力が前提のため、入力負担が大きくなりやすい
・導入時の設定初期構築に一定の工数がかかる
・IT・制作系の細かいタスクベースの工数管理には不向き

■ 向いている企業
・勤務制度が複雑で、多様な勤務形態を統合的に管理したい企業
・大企業・中堅企業で、労務管理のガバナンスを重視する組織
・プロジェクト単位の工数管理が必要だが、簡易レベルで十分な企業
・組織階層が多く、承認フローや権限設計が複雑な企業

 

KING OF TIME — 株式会社ヒューマンテクノロジーズ

KING OF TIMEは、国内トップクラスの導入社数を誇る クラウド型勤怠管理システム です。ICカード・指紋・顔認証など多様な打刻手段に対応し、労務管理の効率化に強みがあります。工数管理もプロジェクト単位で入力でき、勤怠と工数を基本機能の中で一元的に扱える点が特徴です。

■ 特徴
・多彩な打刻方法(ICカード・生体認証・アプリ打刻)に対応
・プロジェクト別の工数入力機能で稼働時間を可視化\
・有休管理、シフト作成、残業アラートなど労務機能が豊富
・複雑な勤務制度にも柔軟に対応できる設定項目\
・多数の外部サービス(給与・人事・会計)と連携可能

■ 注意点\
・工数入力は手動のため、入力漏れ・精度のばらつきが起きやすい
・タスク単位の詳細な工数管理や原価計算は別ツールが必要
・現場負担をできるだけ減らしたい企業にはやや不向き

■ 向いている企業
・勤怠管理をしっかり行いたい中小~大企業
・プロジェクト単位で大まかな工数を把握したい組織
・打刻方法を柔軟に選びたい企業(現場・店舗・オフィス混在)
・労務管理中心で、工数は最低限の管理で十分な企業

 

freee勤怠管理Plus — フリー株式会社

freee勤怠管理Plusは、バックオフィス業務の効率化に強い freee シリーズと連携できる クラウド型勤怠管理ツール です。勤怠データと合わせて、プロジェクトごとの工数入力にも対応しており、シンプルな操作性で中小企業やスタートアップでも導入しやすい点が特徴です。

■ 特徴
・シンプルなUIで、勤怠の入力・管理が直感的
・プロジェクト別に工数を入力し、稼働時間を集計可能
・freee会計・freee人事労務とシームレスに連携
・リモートワーク・フレックス制など多様な働き方に対応
・スマホアプリから打刻・申請・工数入力が可能

■ 注意点
・工数入力は手動が前提のため、精度は利用者に依存する
・詳細なタスク管理や原価管理には向かない
・大規模組織や複雑な勤務制度には機能が物足りない場合がある

■ 向いている企業
・スタートアップや中小企業で、コストを抑えて勤怠を整備したい会社
・freeeシリーズ(会計・給与)をすでに利用している企業
・プロジェクト単位の大まかな工数管理ができれば十分な組織
・リモートワーク環境でもスムーズに運用したい企業

 

チームスピリット(TeamSpirit)— 株式会社チームスピリット

TeamSpiritは、勤怠管理・工数管理・経費精算・ワークフローなどを1つにまとめた オールインワン型の業務管理クラウド です。Salesforce基盤で動作し、働く人数が多い企業や管理項目の多い組織でも、情報を一元化しやすい点が特徴です。勤怠と工数の双方を同一プラットフォームで管理したい企業に向いています。

■ 特徴
・勤怠管理・工数管理・経費・申請フローを一体化
・プロジェクト・タスク単位で詳細な工数入力が可能
・Salesforce のデータ活用やカスタマイズ性を最大限に利用できる
・モバイルアプリでの打刻や申請にも対応\
・社内の申請・承認プロセスの統合管理が可能

■ 注意点
・Salesforce 未利用企業は導入時のハードルがやや高い
・初期設定やワークフロー構築に時間がかかる場合がある
・工数は手動入力のため、運用ルール設計が重要

■ 向いている企業
・Salesforce を利用しており、業務管理を一元化したい企業
・勤怠・工数・経費・申請までまとめて管理したい中規模〜大規模組織
・プロジェクト型ビジネスで、工数管理の粒度を細かくしたい企業
・管理項目が多く、社内オペレーションを整理したい組織

 

楽楽勤怠 — 株式会社ラクス

楽楽勤怠は、中小企業でも導入しやすいシンプルな操作性が特徴の クラウド型勤怠管理システム です。勤怠の基本機能と合わせて、プロジェクトごとの工数入力にも対応しており、現場の負担を抑えながら最低限の工数管理を行いたい企業に向いています。

■ 特徴
・わかりやすいUIで、現場でも使いやすい設計
・プロジェクト別の工数入力が可能(集計レポート対応)
・有休管理・シフト作成・残業アラートなど勤怠基本機能が充実
・社員・アルバイトなど複数の雇用形態に対応
・楽楽シリーズ(経費精算・販売管理)との連携がスムーズ

■ 注意点
・工数入力は手動のため、入力の精度は利用者に依存する
・詳細なタスク管理や原価管理には向かない
・大規模組織や複雑な勤務制度には機能が物足りない場合がある

■ 向いている企業
・シンプルでコストを抑えた勤怠管理を求める中小企業
・プロジェクト単位で大まかな工数把握をしたい組織
・ITリテラシーが高くない現場でも運用しやすいツールを探している企業
・楽楽シリーズと合わせてバックオフィスを効率化したい会社

 

ジョブカン勤怠管理 — 株式会社DONUTS

ジョブカン勤怠管理は、幅広い業種・規模の企業に導入されている クラウド型勤怠管理サービスの定番ツール です。勤怠の基本機能に加えて、プロジェクト別の工数入力にも対応しており、勤怠と工数を一元的に扱いたい企業にとって導入しやすいバランスの取れたツールです。

■ 特徴
・プロジェクト・業務区分ごとの工数入力が可能
・シフト管理、有休管理、申請承認など勤怠機能が充実
・スマホアプリから打刻・申請・工数入力が可能
・現場・オフィス・リモートに対応した柔軟な打刻形態
・他のジョブカンシリーズ(給与・ワークフロー等)との連携が容易

■ 注意点
・工数入力は手動のため、入力漏れや精度にばらつきが出やすい
・タスク単位の詳細な工数管理や原価計算は別ツールが必要
・多機能ゆえに、初期設定や運用ルール設計に時間がかかることがある

■ 向いている企業
・幅広い雇用形態を持ち、勤怠管理の効率化を優先したい企業
・プロジェクト単位の工数把握を“最低限の粒度”で行いたい会社
・スマホを活用した勤怠運用を取り入れたい組織
・他のジョブカンサービスと併用し、バックオフィスを一元管理したい企業

 

就業役者 — 株式会社システムサポート

就業役者は、勤怠管理を中心に工数管理や申請ワークフローなどを備えた オールインワン型の就業管理システム です。多様な勤務形態や人事制度に対応しつつ、プロジェクト・タスク単位の工数入力にも対応するため、勤怠と工数を1つのプラットフォームで運用したい企業に向いています。

■ 特徴
・プロジェクトや作業区分ごとの工数入力が可能
・シフト管理、休暇申請、超過労働のアラートなど勤怠機能が幅広い
・ワークフロー機能が標準搭載されており承認プロセスを一元管理
・企業規模や業種に合わせて柔軟な設定ができる
・人事・給与システムとの連携にも対応

■ 注意点
・機能が多いため、設定や運用開始までに一定の工数が必要\
・工数入力は手動のため、現場負担や入力漏れが発生しやすい
・小規模企業では一部機能が過剰になる場合がある

■ 向いている企業
・勤怠・工数・ワークフローなどをまとめて管理したい企業
・中堅〜大規模企業で、勤務制度が複雑な組織
・工数管理は手動で十分だが、プロジェクト単位の把握は必要な企業
・承認フローを細かく設計したいバックオフィスを持つ企業

 

奉行Edge 勤怠管理クラウド — 株式会社オービックビジネスコンサルタント

奉行Edge 勤怠管理クラウドは、労務管理の自動化に強みを持つOBCが提供する クラウド型勤怠管理システム です。勤怠の正確な把握と法令対応を重視した設計で、プロジェクト別の工数入力にも対応。会計・給与との連携に強く、バックオフィス業務を包括的に効率化したい企業に向いています。

■ 特徴
・プロジェクト別の工数登録が可能で、稼働時間を可視化
・働き方改革関連の法令に準拠した勤怠管理が可能
・奉行シリーズ(会計・給与など)とのスムーズな連携
・超過労働アラート・休暇管理・承認フローなどの労務機能が豊富
・大企業や正確な労務ガバナンスが求められる企業で実績多数

■ 注意点
・工数は手動入力のため、入力負担が現場に残る
・IT系企業が求める粒度の細かいタスク管理には向かない
・小規模企業には機能が過剰になるケースがある

■ 向いている企業
・労務管理の正確性を重視した中堅〜大企業
・工数は大まかでよく、勤怠と会計・給与の連携を重視する組織
・法令対応やガバナンスを強化したいバックオフィス体制を持つ企業
・奉行シリーズをすでに利用しておりデータ連携を一本化したい企業

 

TimePro-VG — アマノ株式会社

TimePro-VGは、就業管理・勤怠管理の領域で長い実績を持つアマノが提供する 大企業・製造業向けの就業管理システム です。勤怠に加えて工数(作業実績)管理にも対応しており、製造現場のライン作業や工程単位での稼働情報を正確に把握できる点が特徴です。

■ 特徴
・製造業などの現場業務で利用できる工数(作業実績)管理に対応
・勤怠・給与・工数のデータを統合し、大企業に必要なガバナンスに準拠
・ICカードや専用端末を使った正確な打刻に強み ・工場ラインや工程管理との親和性が高い
・各種基幹システムとの連携に対応し、大規模運用が可能

■ 注意点
・初期導入やシステム構築の負荷が比較的大きい
・PC作業中心の企業で必要な“タスク単位の工数管理”には向かない
・中小企業や小規模チームでは機能が過剰になる可能性がある

■ 向いている企業
・製造業・物流業など現場業務を含む企業
・工程単位・ライン単位の工数管理が必要な大規模組織
・勤怠・給与・工数を統合的に管理したい企業
・正確な打刻と現場実績の管理を重視する企業

 

リシテア/就業管理クラウドサービス — 株式会社日立ソリューションズ

リシテアは、日立ソリューションズが提供する 大企業向けの高機能就業管理クラウド です。複雑な勤務制度や大規模組織の管理に強く、プロジェクト別の工数入力にも対応。グローバル企業や拠点数の多い組織でも統一運用しやすい点が特徴です。

■ 特徴
・プロジェクトごとの工数入力
・集計に対応 ・多様な勤務制度(フレックス・裁量労働・海外勤務など)を網羅
・大規模組織に必要な権限管理・承認フローを柔軟に設計可能
・グローバル拠点の勤務体系にも対応し、全社統合モデルを構築しやすい
・セキュリティ基準が高く、大企業のガバナンスに適した設計

■ 注意点
・初期設定や運用ルール設計に工数がかかる
・工数は手動入力のため、IT/制作系の詳細分析には不向き
・小規模企業にはオーバースペックになりやすい

■ 向いている企業
・大企業・グローバル企業で統一的な就業管理を行いたい組織
・勤務制度が複雑で、柔軟な設定が必要な企業
・プロジェクト単位の工数把握を行いつつ、勤怠も厳密に管理したい企業
・セキュリティ・ガバナンスを重視し、基幹システムとの連携を求める企業

 

AKASHI — ソニービズネットワークス株式会社

AKASHIは、シンプルで使いやすいUIに定評のある クラウド型勤怠管理システム です。勤怠の打刻・申請・承認機能を軸に、プロジェクト別の工数入力にも対応しており、最低限の工数管理を取り入れたい企業にも活用しやすい設計です。

■ 特徴
・見やすく直感的な画面で、現場でも扱いやすい\
・プロジェクト別の工数入力に対応し、稼働時間を大まかに可視化
・休暇管理、残業アラート、フレックス・変形労働制などにも対応
・スマホアプリから打刻・申請ができ、リモート環境でも運用しやすい
・外部システム(給与・人事・会計)との連携が可能

■ 注意点
・工数入力は手動のため、入力負担が発生しやすい
・タスク単位の細かい工数管理や原価管理には不向き
・大規模企業では機能が不足する場合がある

■ 向いている企業
・シンプルで使いやすい勤怠管理ツールを求める中小企業
・工数は最低限の粒度で把握できればよい企業
・リモートワークやフレックス制を導入している組織
・初めて勤怠管理をクラウド化したい企業

 

6. まとめ:工数×勤怠連携で目指す「強く、透明性の高い組織」

工数管理と勤怠管理の連携は、単なる業務効率化に留まらず、企業経営の根幹を強化する戦略的な取り組みです。勤怠が示す「労働時間」と工数が示す「活動内容」を紐づけることで、「コストの真実」が可視化され、曖昧だった人件費を経営資産へと変えることができます。この連携の最大の価値は、「経営判断の精度向上」(リアルタイム原価計算)と「法令遵守のリスクヘッジ」(サービス残業防止)にあり、強く透明性の高い組織を作るための基盤となります。

まずは現状の労働時間と業務内容の時間にどれだけの差があるか「乖離」をチェックすることから始めてみてください。そして、この記事で紹介したツールの選び方を参考に、自社の課題解決に最もフィットする連携可能なシステムの導入も検討してみましょう。

 

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